「気楽な遊休地活用」で、不動産経営をはじめるには難しい今の情勢。ですが、賃貸のニーズがなくなることはありません。これからは、借り手が物件を選ぶ時代。いつまでも借り手の見つからない賃貸オーナーもいれば、常時満室の物件を数多く所有するオーナーも…。この“格差”の原因は…?失敗しない、安心の賃貸経営のコツを解説いたします。
3.用途別で比較
固定資産税という義務がある以上、何らかの収益を上げないと、土地を維持できない時代。活用してこそ、はじめて資産として価値が出るのです。あなたの土地も、活用法次第で最大限に活かすことができます。ここで、いくつかの方法をご紹介します。
>> 資料請求はこちらから
借地
【メリット】
- 初期投資がかからない。
- 土地を手放さずに効果的な活用が可能。
- 相続評価から定期借地権割合が減額できるため、相続税の軽減効果がある。
【デメリット】
- 定期借地権の場合、50年間は自分たちの自由に活用することができなくなる。
- 50年後には貸し手と借り手の代が変わっているので、トラブルが予想される。
- 事業用に貸した場合は、その会社が倒産してしまうと収入が入らなくなるので、借地人の見極めが重要。
駐車場
【メリット】
- 初期費用が少なくて済む。
- 地域によっては安定した収入を見込める。
【デメリット】
- 都市部や住宅地以外では、需要がない場合もある。
- 固定資産税、相続税の軽減なし。
アパート・マンション
【メリット】
- 耐震性、気密性、耐久性を持ち、資産価値もある。
- 固定資産税や相続税などの節税効果が高い。
【デメリット】
- 初期投資が非常に大きく、リスクが高い。
- 減価償却期間が長い(平均47年)。
- 一般的に35年返済と、借り入れ期間が長い。
ゆくゆくは、お子さんお孫さんに引き継ぐ資産です。長い目で見た時に一番良い活用法を選ぶことが、ベストな選択といえます。
| |
初期投資 |
収益性 |
安心・安定性 |
固定資産税 |
相続税 |
管理 |
総合
評価 |
| 借地 |
○ |
△ |
△ |
事業用× |
住宅用◎ |
○ |
◎ |
9〜11 |
| 駐車場 |
○ |
△ |
△ |
× |
× |
○ |
6 |
アパート・
マンション |
△ |
○ |
家賃保証なし○ |
家賃保証付き◎ |
◎ |
◎ |
管理契約なし△ |
管理契約付き◎ |
12〜15 |
